エドル全色見本を徹底解剖!赤み消すシナジー処方とプロの調合術
エドル カラー チャートを開いた瞬間、多くの美容師が息をのむのは、そこに並ぶシェードが持つ独特の「濁りのなさ」ゆえだろう。日本のヘアカラー市場において、アジア人特有の頑固な赤みやオレンジみをいかに排除し、透き通る髪色を表現するかという命題は、長年現場を悩ませてきた。タカラベルモント株式会社が擁するルベル(LebeL)が打ち出したエドル(edol)は、その長年の膠着状態を打ち破る旗手として、サロンシーンの最前線に君臨し続けている。
サロンのカウンセリング席で広げられるエドル カラー チャートには、単なる色見本の枠を超えた化学的な勝算が凝縮されている。ブリーチを重ねずとも手に入るシアーな質感、褪色過程の美しさ、そして自在なコントロール力。トップサロンが指名買いを続けるこのプロダクトは、日々の施術をどう変革し、どのような仕上がりをもたらすのか。現場の熱気とともにその全貌を解き明かしていく。
赤みの壁を打ち破る「シナジーオイル処方」の革新性

日本人の黒髪が持つメラニン色素には、黒褐色系のユウメラニンと赤黄色系のフェオメラニンが存在する。従来のヘアカラー技術では、明度を上げる過程でどうしてもフェオメラニンが残留し、これが退色時特有の嫌な赤茶けを引き起こす原因となっていた。ルベルはこの根本課題に対し、染着メカニズムそのものを再定義するアプローチをとった。
その中核を担うのが、シナジーオイル処方(メラニン色素漂白技術)だ。アルカリと過酸化水素の力をオイルの浸透圧によってブーストさせ、フェオメラニンを選択的かつ効率よく漂白する。同時に、染料を毛髪深部へと定着させることで、濁りのないクリアなベースを作り出す。美容室専売アルカリヘアカラー剤の分野において、この技術的ブレイクスルーは施術者の表現領域を飛躍的に押し広げた。
基本ラインから白髪・塩基性まで網羅する3大シリーズの構成

エドルブランドの強みは、単一ラインにとどまらない拡張性にある。サロン用ヘアカラーチャート(色見本)を一覧すると、ベースとなる「エドル」を筆頭に、世代や表現ニーズに応じた派生ラインが緻密に組み上げられている。
ファッションカラーの中心軸を担う「エドル(edol)」は、アッシュやグレージュ、オリーブといった寒色系はもちろん、暖色系においてもクリアな高彩度を実現する。そして、大人の髪特有のエイジング悩みに寄り添うのがエドル クオン(edol qon)だ。白髪浮きを防ぎながら黒髪部分の赤みもしっかり削るため、従来のグレイカラーの概念を覆すファッショナブルな仕上がりを可能にする。
さらに、高明度ブリーチ毛へのアクセントやビビッドな表現、繊細なニュアンスチェンジを叶える塩基性カラーラインのエドル ヨヨ(edol yoyo)がラインナップを盤石にする。これら3者が連携することで、ハイトーンデザインからミドルエイジの透明感白髪ぼかしまで、サロンが直面するあらゆる顧客ニーズに隙間なく応える。
【チャート徹底解剖】ブリーチ・白髪対応の最新調合レシピと仕上がり比較

サロンワークで即戦力となるのは、現場で検証され尽くした配合比率だ。ブリーチベースと白髪混じりのベースそれぞれにおいて、エドルのポテンシャルを極限まで引き出すプロ仕様の調合レシピを提示する。
15トーン以上のハイブリーチ毛に対して絶大な支持を集めるのが、「ホワイトアッシュ×ペールラベンダー」のレシピだ。チャート内の『A-12(アッシュ)』をベースに『V-10(バイオレット)』を10%添加し、クリア剤(CL)で2倍希釈。これにより、ブリーチ特有の黄ばみを瞬時に打ち消しながら、曇りのないシルキーな透け感を生み出す。仕上がりは、光を浴びた瞬間に淡く透ける極上のアイスグレーへと昇華する。
一方、白髪率30〜40%のベースには、「エドル クオン」を用いた赤み消しグレージュレシピが真価を発揮する。『Q-Gr-8(グレージュ)』と『Q-A-8(アッシュ)』を2:1でミックスし、オキシは4.5%を選択。従来の白髪染めにありがちな沈んだ暗さを完全に排除し、白髪と黒髪のコントラストをシームレスに馴染ませる。一般的なアルカリカラーで染めた白髪が黄赤っぽく浮き出るのに対し、クオン処方では根元から毛先まで均一な透明感を帯びたベージュブラウンへと着地する。
現場のカラーリストが明かす明度別・トーンコントロールの極意
日夜ホイルワークや薬剤選定に追われるカラーリスト(ヘアカラー施術者)にとって、エドルの操作性は作業効率と再現性を大きく左右する。特に評価が高いのは、明度差を跨いでも濁らないアンダートーンの設計だ。
アンダーレベルが8〜10レベルの中明度域では、髪内部の赤オレンジみが最も強く主張する。ここでエドルの『Gr(グレージュ)』や『O(オリーブ)』を単色投入するだけで、補色を複雑に計算せずとも自然な寒色ベージュへと誘導できる。薬剤のミックス比率に悩み抜く時間が減り、顧客の骨格やパーソナルカラーに合わせたデザイン設計により多くのリソースを割けるようになったと現場の声は一致する。塗布時の伸びの良さや放置時間中の発色の見極めやすさも、プロからの信頼を支える要素だ。
SNSとサロン現場を揺るがす透明感カラーのトレンド潮流
サロンの集客とトレンド形成は、デジタルのビジュアルコミュニケーションと不可分だ。Instagramには「#エドルカラー」や「#クオンカラー」のタグが無数に並び、透き通るようなツヤ髪のショート動画が連日フィードを賑わせている。光に透ける柔らかな毛束の動きは、画面越しでも鮮烈な訴求力を放つ。
この視覚的インパクトは、ホットペッパービューティー(Hot Pepper Beauty)などの予約プラットフォームにおけるユーザー行動にも直結している。「赤みを消したい」「ブリーチなしで透明感を出したい」という指名検索ワードに対して、エドルを用いた施術事例は高いクリック率と予約転換率を記録。サロンにとっては、単なる薬剤の導入にとどまらず、強力な集客エンジンとしての役割を担っている。
プロフェッショナルコスメティックス産業におけるエドルの現在地
グローバル規模で進化が進むプロフェッショナルコスメティックス産業において、日本のサロンプロダクトが持つ繊細な処方設計とダメージレスへの配慮は、アジア圏をはじめとする海外市場からも熱い視線を浴びている。そのなかでルベルがエドルシリーズを通じて示したのは、毛髪科学の深層に踏み込んだ論理的な美しさの追求だ。
単に流行色をなぞるのではなく、髪のキャンバスそのものをクリアに整え、施術者のクリエイティビティを解放する。サロン用カラー剤が次世代のスタンダードへと歩を進めるなか、エドルが築き上げた地平は、これからのヘアカラーカルチャーにおける確かな指標であり続ける。 (出典: エドル カラー チャート(Yahoo!ニュース))