ベンデイビスは本当にダサい?中学生見えを防ぐ大人の正解コーデ

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ベンデイビスは本当にダサい?中学生見えを防ぐ大人の正解コーデ
ベンデイビスは本当にダサい?中学生見えを防ぐ大人の正解コーデ
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🎵 ベンデイビスは本当にダサい?中学生見えを防ぐ大人の正解コーデ

ベン デイビス ダサいという検索ワードがSNSや掲示板で囁かれて久しい。街を見渡せば、愛嬌のあるゴリラのアイコン「スマイリングゴリラ」を胸にあしらったフーディーを着こなす若者もいれば、量販店のワゴンに並ぶアイテムを見て首をかしげる服好きもいる。なぜこれほどまでに評価が二極化しているのか。

カルチャーに根ざした文脈を知る人ほど、ネット上で飛び交う「ベン デイビス ダサい」という短絡的なレッテル貼りに強い違和感を覚えるはずだ。創業から1世紀近い歴史を誇る老舗でありながら、なぜ日本国内で「中学生御用達」などと揶揄される事態に陥ったのか。その背景には、グローバルな歴史的背景とドメスティックなライセンス展開のギャップが存在する。

なぜ「中学生っぽい」と言われるのか?量産型イメージを生んだ国内流通の罠

ベン デイビス ダサい

「中学生っぽい」「ダサい」と評される最大の要因は、日本国内における流通経路とデザインのカジュアル化にある。ショッピングモールや量販店で、ポップなゴリラの刺繍が入った手頃なリュックやビッグTシャツを見かけた経験は誰にでもあるはずだ。安価で頑丈、親しみやすいデザインゆえに中高生の通学用アイテムとして爆発的に普及した。

その結果、本来のタフな佇まいとはかけ離れた「スクールカジュアル」としての記号が定着してしまった。ファッション感度の高い層が気恥ずかしさを感じるのは、アイテムそのものの質ではなく、この「どこにでも溢れる中高生向けカジュアル」というパブリックイメージの強さに起因している。

リーバイスの生みの親と繋がる血統――サンフランシスコで産声を上げた本物のワークウェア

ベン デイビス ダサい

歴史を紐解くと、ベンデイビスが持つ血統の凄まじさに驚かされる。1935年にサンフランシスコでブランドを創業したサイモン・デイビス。彼の祖父であるジェイコブ・デイビスこそ、かのリーバイ・ストラウスとともにリベット留めジーンズの特許を取得した伝説の仕立て屋だ。

労働者の命を守るために開発されたヘビーデューティーな生地と、破れにくい強固なステッチワーク。近代アパレル産業の黎明期において、ベンデイビスは名だたる工場労働者や鉄道員に選ばれ続けた本物のワークウェアであった。タフネスの追求から生まれた無骨な機能美こそが、このブランドの真のルーツなのだ。

90年代西海岸ヒップホップとビースティ・ボーイズが愛した骨太なストリートファッション

ベン デイビス ダサい

労働着からユースカルチャーの象徴へと昇華させたのは、音楽とストリートの寵児たちだった。ニューヨーク出身のビースティ・ボーイズは、彼らのトレードマークとしてベンデイビスの極太ワークパンツやハーフジップシャツを愛用。スケーターやグランジ世代を熱狂させた。

西海岸では、チカーノカルチャーやレジェンドラッパーたちがこのブランドをユニフォームとして採用した。N.W.Aのイージー・イーをはじめとするハードコアなアーティストたちが身にまとい、映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』で描かれたような過酷なストリートのリアリティを代弁した。90年代ストリートファッションにおけるベンデイビスは、ダサいどころか「最も危険でクールな反逆のシンボル」だったのだ。

「株式会社ベンデイビス」とライセンス展開がもたらした光と影

現在、日本国内で流通しているアイテムの多くは、株式会社ベンデイビスがライセンスを管理し、日本人の体型やトレンドに合わせて企画・生産されたものだ。ZOZOTOWNなどのECモールを開けば、日常使いしやすいスウェットやトレンドのカーゴパンツがランキング上位に並ぶ。誰もが手軽に買える日常着としての成功を収めた。

しかし、このアクセスの良さがブランドの希少性と無骨なオーラを希薄化させた側面は否定できない。米国直輸入のUS企画ラインと、日本のヤングカジュアル向けライン。同じゴリラのロゴを掲げながらも、全く異なる2つのベクトルの存在が、消費者に混乱と「安っぽさ」の印象を与えてしまったのだ。

失敗しない大人のワークウェア着こなし術とリアルな年齢層の攻略法

実際の購入層は10代の学生から、90年代カルチャーをリアルタイムで通過した40代・50代まで幅広い。大人がベンデイビスをスタイリッシュに着こなす鍵は、アイテム選びとサイジングの引き算にある。

まず避けるべきは、巨大なゴリラプリントがフロントに鎮座したアイテムだ。狙うべきは、無骨な「US企画」のゴリラカットパンツや、ソリッドなハーフジッププルオーバー。あえて主張の少ないブラックやオリーブを選び、上質なウールニットやクリーンなレザーシューズと合わせる。Instagramで注目を集めるファッショニスタたちは、土臭いワークパンツを現代的なミニマリズムと融合させて見事にアップデートしている。

結論:カルチャーを理解して着るベンデイビスは今こそ最高にクールだ

ベン デイビス ダサい」という言説は、氾濫するライセンスアイテムの一面だけを切り取った極めて浅い見解にすぎない。ゴールドラッシュの時代から受け継がれる屈強な縫製技術、ヒップホップとスケートカルチャーが刻み込んだ確固たるアイデンティティ。

ヴィンテージやクラシックワークの価値が見直される今、その歴史を背負って着こなす大人のワークスタイルは圧倒的な説得力を放つ。中学生の制服に見せるか、洗練されたカルチャー巧者に見せるか。差を生むのはロゴのブランド力ではなく、着る人間の審美眼と着こなしの哲学だ。 (出典: ベン デイビス ダサい(Yahoo!ニュース)